シナジス外来
シナジス注射とは
シナジスは、早産や未熟児で生まれた赤ちゃんや先天性心疾患(心臓病)、免疫不全、ダウン症候群、下記先天奇形や、代謝異常などの赤ちゃんを対象として、毎年『RSウイルス』が流行する時期にRSウイルス感染症にかかった際に重症化するのを予防するための注射です。
対象(公費)となる赤ちゃん
- 在胎期間28週以下の早産で、12ヵ月齢以下の新生児・乳児
- 在胎期間29週~35週の早産で、6ヵ月齢以下の新生児・乳児
- 過去6ヵ月以内に気管支肺異形成症(BPD)の治療を受けた24ヵ月齢以下の新生児、乳児・幼児
- 24ヵ月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患(CHD)の新生児、乳児・幼児
- 24ヵ月齢以下の免疫不全を伴う新生児、乳児・幼児
- 24ヵ月齢以下のダウン症候群の新生児、乳児・幼児
RSウイルスとは
RSウイルスは、毎年冬になると流行する風邪の原因の一つで、乳幼児が感染しやすいウイルスです。統計では2歳までの乳幼児が一度はRSウイルス感染症にかかると言われております。RSウイルスは、10月~4月頃まで流行します。RSウイルス感染症には有効な治療薬がないので感染しないように予防することが重要となります。
シナジスの効果・ワクチンとの同時接種について
シナジス注射の効果は約1ヵ月となります。そのため、流行する前の8月~翌年の3月までの期間、毎月実施する必要があります。シナジスはワクチンではありませんので、他の予防接種との間隔を調整する必要はなく、同時接種も可能です。
接種実施期間
毎年7月後半~3月末まで実施します。
予約方法
- 早産児の方のシナジス注射はWEB予約できます。
- 予約後、確認のお電話をさせていただきます。
- 早産児以外でシナジス対象の方は、お電話でご予約いただき、来院時に必ず紹介状をお持ちください。
※シナジスを受けられる方は、母子手帳とシナジス注射の記録が記載されている書類を必ず持参してください。