専門外来 学校に通えるかどうか心配?
学校(幼稚園、保育園)に
行きたがらない子供達
現在、日本では100人に1人が、何らかの理由で「学校にいけない」、「学校に行きたがらない」と言われております。理由としては、お子さん本人の問題、ご家族内の問題、学校の先生との問題、お友達との問題、それらが複数重なって「お腹が痛くなる」「頭が痛くなる」「トイレにこもってしまう」などの場合があります。
お子さんにとって「学校に行かない」ことは学びの機会を逸することになる場合もあり、なるべく早く原因を把握することが大切です。
「学校にいかない・行きたがらない」場合は、一度お子さんと一緒に来院してみてください。
- 費用:健康保険適応の相談外来となります。
相談の流れ
小児科専門医と公認心理師の2名でお子さんのお話をしっかりとお聞きします。
合わせて保護者様(お母さん・お父さん)からもお話をお伺いして診断を行います。
診断の目的
- お子さんにレッテルを貼るためではない
- 学校の先生や保護者が楽になるためでもない
- お子さんの特性(得意や不得意、考え方)を客観的に理解するため
- 保護者が分かりやすく、お子さん自身が生活を送りやすくするため
- 早期把握による二次障害の防止
- お子さんの学習機会を逸しないため
- 必要な支援を適切に選択できるようにするため
- 利用できる支援を適切に使用するため
診断の結果
- お子さん本人の問題(起立性低血圧、ADHDやアスペルガー症候群の気質がある)
- ご家族内の問題(下の子が産まれて自分中心でなくなった)
- 学校の環境の問題(先生と合わない、お友達に意地悪される)
など、が考えられます。
当院で医師と公認心理師で支援できるようであればサポートさせていただき、より専門機関の支援が必要と判断した場合はご紹介させていただきます。
疾患が疑われる場合の検査
カウンセリング
- 血液検査
- 起立性低血圧の検査
- 公認心理師によるカウンセリング
疾患が疑われる場合の治療
- 漢方の処方
- 軽度の向精神薬の処方
- 公認心理師による継続的なサポート
公認心理師
継続的に公認心理師のカウンセリングを希望される場合は自由診療となります。
費用 | 金額 |
---|---|
30分 | 4,000円 |
オンラインでもご相談いただけます。
よくある質問
子供が「学校に行きたくない」と言ってお腹を痛がるのは、何か思い病気なのか?
お子さんのお話と保護者様のお話をしっかりとお聞きして原因を把握していきます。普段の生活でもお腹が痛くなるような症状があれば、胃腸疾患を疑いますが、「学校に行きたくない」とお腹が痛くなるなどの症状が出る場合は、精神的な問題がかかわっていることが多いです。原因はお子さんそれぞれによって異なりますので、一度ご相談ください。
「学校に行きたくない、いけない」子供は多いのか?
100人に1人くらい学校にいけない、行きたがらない子供たちがいると言われておりますが、最近では新型コロナウィルス感染症による生活の変化によってより学校にいけない子供たちが増えていると報告されています。決して特別なことではなく、どのお子さんにも突然起こりえる可能性があります。できるだけ早期に原因を把握することで解消することもありますので、悩まず当院へご相談にお越しください。
「学校に行きたくない、いけない」子供の理由はどんなものがあるのか?
お子さん本人の理由としては、起立性低血圧、ADHDやアスペルガー症候群の気質があったり、ご家族に伝えたいことが伝えられていない、学校に行くと嫌なことがあるなど、一人ひとり様々です。原因が複数重なっていることもあります。当院では、医師と公認心理師が介入することにより、原因が把握でき解決の糸口になればと思い相談外来を実施しています。客観的な判断をとしてご参考にしてください。
専門家に相談すると何をしてもらえるのか?
精神的な疾患が疑われる場合は、検査・カウンセリングを行い、必要であれば漢方処方や軽度の向精神薬を処方します。薬による治療ではなくカウンセリングが必要な場合は、継続的に公認心理師がお話をお聞きし支援していきます。重度な症状と判断した場合は、より専門的な機関をご紹介いたします。